新年 理事長あいさつ
新年理事長あいさつ
今再び、変革の能動者として
2003年度 第54代理事長 平 将明(たいら まさあき)
明けましておめでとうございます。
2003年は、東京青年会議所にとっても、日本全国のJC運動にとっても、そして日本国にとっても大変重要な節目の年になります。
このまま衰退していくのか、それとも底を打って再び成長していくのか・・。
これら三つのいずれに対しても、東京青年会議所のメンバー一人ひとりは自らのこととして主体的に取り組んでいかねばなりません。
明治維新や敗戦などの過去の大変革期において、命をかけて国を再建したのはそれぞれの時代の若者でした。それは過去のしがらみに囚われず、若い感性で判断し、勇気と情熱をもって行動することができたからです。志に殉ずる覚悟もあったと思います。そのような意味でいけば、今日の日本の閉塞感がなかなか打破できずにいる最大の原因は、政治家や官僚の責任と言うより前に、本来果たすべき歴史的な使命を果たしてこなかった私たち若い世代にあります。
特に「変革の能動者たらんとする」私たち東京青年会議所は、その責任が極めて重大であるということを、いま一度明確に認識しなければなりません。東京青年会議所は自らのアイデンティティーと社会的・歴史的使命を再確認し、新世紀日本の再建のために今こそ立ち上がらなければならないのです。そして「変革の能動者」に値する運動を通して東京青年会議所の持つ高いポテンシャルを引き出し、全国にいるJCの仲間達と響きあい、日本のJC運動をそして日本という国そのものを改革していきます。
私たちが今一番しなければならないことは「社会を動かす」ということです。会議ばかりしていても、またJC内部のイベントに精を出しても世の中は動きません。私たちはもっと街に出て自らの主張を訴えるべきです。そして従来の閣僚や議員、首長、官僚等に対する提言と併せて一般の市民に対しても積極的に訴え、働きかけていくことが重要です。社会を変えるために本当に打破しなければいけないのは一般の市民の「無関心」や「あきらめ」です。この大勢の人達を1ミリでも2ミリでも動かしていくことが社会を動かすということです。また、私たちの政策や運動は立法化(条例化)を視野にいれたものであるべきです。個人の意識改革と同時に社会の制度改革を図っていく上で、私たちの政策や運動がそのまま横滑りで法律や条例にできる程度のクオリティーが担保された問題抽出や政策立案でなければ、単なる単年度の自己満足で終わる危険性が高いからです。
本年はキャピタルJCのスマートさと実際に社会を揺り動かしていく泥臭さを併せ持つJC運動をしていきたいと思います。よくJCは「握手して、パーティーして、お祭りの手伝いをする団体」と言われることがあります。長い歴史の一時に、また日本のどこかでそのような評価しかされないJCがあったのかもしれません。そのようなJCは自ら潔く解散をすべきです。また、その存続自体が目的となってしまっているJCも同様です。本来の社会的・歴史的使命を果たそうとするJC運動の障害になるからです。ふわふわしたJC(本当はそんなものは存在しないはずですが)をやる平和な時代は終わりました。
「変革の能動者」は50年余りの歳月を経て二世三世となり、単に既得権益に安住する者となってしまったのか。そのような声に対し、私たちは現実的・具体的な運動を通してきっちりと反論し、創始の青年会議所として高い価値観を示していかねばなりません。
また、東京青年会議所のメンバーはJC運動から離れているときも「変革の能動者」として自らリスクを背負い、新世紀日本の再建のために、その最前線で行動するべきです。ベンチャー企業が育たず経済が活性化しないのであれば自らがベンチャー企業を興す。国家観をしっかり持った志の高い政治家が少ないというならば自らが政界に入り改革を実践していく。東京青年会議所は、公益法人としてこのようなメンバー一人ひとりの活動を、個別に支援をしたり協力することはできません。しかしながら、そのような気概と覚悟と迫力を持ったメンバーからなる組織であればこそ、私たちの声が説得力を持つのだと思います。
軋轢を恐れずに正論を正論としてぶつけていく以上、変革の能動者として、青年経済人として、今まで以上に個々の実績や能力が問われるようになります。大変厳しいことではありますが、私達は、そのような目を意識して日々精進を重ねていかなければなりません。
最後に、新世紀日本の再建を果たすためには、日本という国を深く愛する気持ちが不可欠です。愛すればこそ真剣になれるし、障害も乗り越えられるではないでしょうか。
与謝野晶子の歌で、「やわ肌の 熱き血潮に触れもみで 寂しからずや 道を説く君」というのがあります。評論家はいりません。自らリスクを負って行動することが重要です。また、社会を変えるには理屈を超えた情念のようなものも必要です。愛する人に対しても、そして愛する日本という国家に対してもこの歌のような人間にだけはなりたくないと私は思っています。
【年間スローガン】
今再び、変革の能動者として
―目覚めよJaycee! 新世紀日本の再建は我々青年の責務である−
【基本方針】
−原理原則が明確に機能する国家の構築を目指して−
<方向は一つ、方法は無限>
1.
「国家あっての国民」「個人あっての国家社会」という公理並立のもと、
まずこの国を愛することから始めよう
2.
民本位の社会問題調査機能・政策立案機能の創設による立法活動の推進
3.
外部組織・個人との連携強化と、迅速に決定し活動に移せる筋肉質な組織の確立
4.
組織として、個人として、自らリスクを背負い、活動するフィールドを見定めた最前線での行動
→
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