2005年度の東京JCの活動もいよいよ幕を閉じようとしている。
この1年間東京JCの理事長という立場でJC運動を推進してきたが、その中で本当に様々な経験をさせていただいた。よく「やってみないと解らない」と言われるが、まさに理事長という役割は経験してみて初めて解る部分が多かったように思う。
しかしながら「なるほど」と思う事と「おかしい」と思う事とが混在していた。
いやむしろ「おかしい」と思う事が多かったように感じる。
「おかしい」と思う事の代表は、慣習や事なかれ主義に支配された社会の仕組みである。今回一連の建築構造計算書の偽造事件も性善説を基本とし、慣習や慣例という何の保証も根拠もない仕組みで進めてきた建築行政の破綻を意味している。
かくいう私も建築士であるが・・・。
まだまだ日本の社会には正しいものと間違っているものを主張することが必要であると感じた。白いものは白、黒いものは黒と言える人たちが必要である。
バランス感覚や必要悪と言ったものも社会には必要である事はわかっているが、もし全員がそうなってしまったら社会の中で何が正しくて何が間違っているのか解らなくなる無秩序の社会ができあがってしまう。今の日本が持つ危うい一面である。
結論をいうと今の日本はJCが必要であり活躍する場がある。そして、JCにしか出来ないことがあるということである。しかしながらJCは、まだまだそのポテンシャルを発揮していない。JCの持つ可能性は計り知れないものがあり、4万人のメンバーがJaycee(※主体的に行動する志高きJCメンバーの意)となり社会変革に取り組めば必ず日本を変えることができる。地域から国を変える運動もあり、国家に直接的に働きかける運動もあり、その手法はいくらでもある。
誤解を恐れずに言うならば、JCメンバーはJayceeにならなければいけない。
青年の持つ正義感、使命感、情熱を持って、JCが本来取り組むべき「新日本の再建は我々青年の仕事である」という原点に立ち返り社会変革運動に邁進すれば、必ず愛する家族や、地域や、国が、我々Jayceeの存在価値を認めてくれるであろう。
間違ってはいけないのはJCの価値を認めるのは社会であり市民であるということだ。
決して我々メンバーではない。間違っても自らの組織を守るためのJC運動になってはならない。
我々Jayceeは入会と同時にJCという武器を手にしている。通常市民が持っている社会参画の術は「選挙権の行使」と「納税」である。しかしながら我々Jayceeは、JC入会と同時に56年間多くの先輩によって積み重ねられてきた大きな武器を手にすることができる。いま我々に必要なのは、JCという剣を磨き上げ、剣を使いこなす体力と英知を鍛錬し、戦いのスタートラインに立つことである。
決して逃げず、正論を主張し、言うだけでなく行動する。そして見返りを求めない。
JC運動の結果はそんなに簡単には出ない。近い将来JCが安全で安心して暮らせる地域、繁栄する日本、平和な地球の実現に貢献し、「JCがあってよかった」と言われるようにしよう。
これが私の理事長としての総括です。
本当に1年間ありがとうございました。
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