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我々東京青年会議所は、近年、依存型社会から自立型社会への変革を目指し、積極的な市民参画の推進を基本方針として運動しており、今後もこの運動を推し進めなければなりません。
ここで私達が思い描く『積極的に参画する市民』像とは、決して自我の欲望を追求するために社会を我が物のように変革しようとする市民ではありません。公益を顧みず、私益のみを追求する意識で社会参画すれば弱肉強食の歪んだ格差社会を招来するだけだからです。我々が思い描く市民像は、『他人あっての自分』と相手を慮り、人の在るべき姿を実践するという、昔から尊ばれてきた謙虚で実直な日本人です。しかし我々は、競争社会の中で、ともすればこうした理想の市民像を忘れ、欲望の赴くままに自分の利害だけを追い求めていることも否めません。今後も積極的な市民参画が為される社会を目指す運動を展開するにあたっては、今一度こうした市民像を思い起こし、尊ぶ環境を育んでいく必要があります。
そしてこうした理想の市民が積極的に参画して築き上げる自立型社会は、それぞれの市民が自由闊達に社会に働きかけ、時には協力し合い、時には競い合って、それぞれが自らより良いものを創り出す自発的な社会です。こうした社会を創り出すには、『隣の人は何をする人ぞ』と暗鬼が闊歩し、他人に嫉妬してその足を引っ張ったりする社会では到底実現するものではありません。人の仏性を信じる一方で、道理に外れた行いを、たとえ身内であっても容赦しないという厳しい態度も必要となってきます。つまり人を信じることを良とし、人の不信を招く所行を悪とする、信頼を大切にし、信頼を守る社会にしていかなければならないのです。
そこで、思いやりと実践を大切にする市民により、人を信頼し、その信頼を守る社会を構築することに力点を置いて、精神的に豊かで、希望に溢れる明るい社会を築くために東京青年会議所の運動を推進していきます。
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