理事長所信
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第二次世界大戦の敗戦によって、首都東京は徹底的に焦土と化しました。あらゆる混乱のさなかに、「新日本の再建は青年の仕事」として東京JCの歴史ははじまりました。21世紀を迎えた現在、多くの国民が向かうべき方向を見失っています。度重なる残虐な犯罪、政治への無関心、公共心は欠如し自国をも愛せない、私たちの社会は目標が見えない不確かな時代にあるのです。これからの日本は民主主義国家として、国民自ら主権者・当事者によって統治されなければなりません。健全な社会では国民がその個性を活かし、意欲を持って様々な場所へ参加していくべきです。真に民主主義が機能する姿とは、主権者である全ての国民が、自ら社会を「選択」し、自ら躍動的に社会に「参加」しているということにほかなりません。民主主義の王道はここにあり、その先には輝かしい未来が存在するはずです。東京JCはこれからもより多くの人々が生き生きと意欲を持って社会に参加できる運動を展開してまいります。
責任の伴う社会の成長へ 1964年に開催された東京オリンピックでは、戦後復興の象徴として世界中に発信され、日本中が熱狂した国家事業でした。まさに国を挙げて、まちを挙げて、国民を挙げて一つの目的に向かっていく国家全体のムーブメントであったのです。これを契機に新幹線や道路、ライフライン拡充によって現在の生活基盤を築き、私たちは40年以上経た現在でも豊かで快適な生活をしています。しかし失ったものが数多くあることも事実です。大量消費による環境悪化、大規模開発による景観破壊、行過ぎた経済至上主義や、失われた美しき日本の品格、ビジョンの喪失による閉塞感など、この教訓を活かし次世代へ反映させなければなりません。 2016年オリンピック招致では、むしろそこから先のまちづくりを考えるべきです。次の40年も市民の快適な生活と環境が調和し、美しき日本文化の継承と経済の発展が両立され、国民が未来に対する夢を描き、確かな自信が持てる、「世界に誇れる日本」を再び創るために、東京JCはこの都市に生きる市民として、私たちの身近な問題から東京のまちづくりをデザインしてまいります。
Tokyo Grand Design 躍動する民主主義国家として、Human(未来を生きる人々にどうあって欲しいのか)、Social(どんな社会の仕組みが必要なのか)、Area(生活するフィールドはどうあるべきなのか)、これらは市民の手によってDesignされるべきです。それが社会のビジョンなのです。東京JCでは、青少年の健全育成を目指したわんぱく相撲全国大会や、社会と教育現場を双方向で結ぶ社会体験型事業、安全で安心なまちづくりを考える各区地域事業、ガバナンスや社会統治を市民の政治参加から展開する公開討論会や市民討議会など、あらゆる機会を通じて、「首都東京」のグランドデザインに挑戦してまいります。
東京JCは輝かしい未来を確かなものにするために、躍動感あふれる時代の扉を力強く拓いてまいります。
2008年1月 社団法人 東京青年会議所 理事長 相澤弥一郎
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