
雄たけび(12月28日発行 メールマガジン掲載)
本年一年、東京JCはこのメールマガジンを通して、多くの発信をさせていただきました。その発信内容の裏には、私共青年会議所メンバーの国や地域を思っての活動があります。今年は理事長として、例年以上にそんな活動の一つひとつに携わろうとさせていただくことで、いつも以上に感慨深く社会と接する機会を得ました。
今年、私が社会と携わった感覚を一言で表せば「矛盾」という言葉でしょうか。
例えば、今年、経済的にもかなり低調な中でJCの運営をスタートさせましたが、その一つの原因でもある世界的な金融危機があります。昨年9月、社会を不安に陥れたリーマンショックは、あっという間に地球を一周し、先進国を短時間のうちに不況の波で飲み込みました。情報伝達技術の発達は、私達が考える以上に世界を小さくしてしまった事の表れだと思います。一方、先日開催されたCOP15では、地球規模の環境破壊が共通の認識としてあるにも関わらず、結果は参加国の足並みが揃うことなく、一つの活動指針さえ見つけることができずに閉幕した。まだまだ、私達が国というレベルを超えて動けない現実と小さな利害を目の前に纏まれない人類がいます。そこで感じるのはやはり「矛盾」と言う言葉です。
一方、国内においては、経済的に低調といいながら、発展途上の国々にあるような飢えと日本は一線を画した状況にあります。しかしながら、飢えや生命的に危機を感じる社会でないにも関わらず、自殺者は今年も3万人を越える勢いで増加しているそうです。そう、この国には「豊かさ」と「苦しさ」が内包された矛盾が多くあると思います。
これは、世界も、日本も発展と共に複雑な社会が出現している為だと私は思っています。
では、そんな社会はどうしたら良くなるのだろう?この状況を考えれば、当然そのような疑問が誰にでも沸いてくるはずです。
私は、この現状を打破していくためには、人間としての原理原則に基づいた感覚を個人個人、ひとり一人がしっかりと持つことだと思っています。約束を守る社会、しっかりと己を律し欲張り過ぎない生活、人を思う心、家族で過ごす時間の大切さ等など、難しいことではなく、誰もが小さい時に教わったようなことです。
青年会議所は社会を変えるプロではありません。しかしながら、一社会人として、良い社会人、良い市民を目指し、今後も人としての原理原則を大切にし活動をしていくつもりです。
来年以降も、色々な場所でメンバーがお世話になること多々あると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

