11月例会報告

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11月例会

ご意見箱

 11月27日(金)、新宿区の日本青年館大ホールにて東京JC60周年記念事業「市民全てのノーブレス・オブリージ 〜自分なりの社会貢献第一歩〜 」が開催されました。事業に先立ち11月23日に学生団体Ageが主催したイベント「AgeStock09」にてモーニング娘の皆さんと栂野理事長で事前PRをさせて頂いたこともあり、当日は早くから多くのお客様が詰めかけ開会前から熱気に包まれていました。例会はお天気キャスターとしておなじみの吉田恵氏の進行で定刻どおりに開催されました。
 第1部は独立行政法人国際協力機構理事長 緒方貞子氏の講演でした。国連難民高等弁務官をはじめとした様々な経験を積み上げた緒方氏のお話は一言ひと言に重みがあり、環境問題や難民問題、そして経済問題などをグローバルな視点から、かつ分かりやすくお話頂きました。また、緒方氏と栂野理事長の対談では現在の道に進まれたきっかけ、いかに自分の道を見つけていくかなどをお話いただき、多くの参加者がメモをとりながら熱心に聴いておりました。
 第2部は元横浜市長の中田宏氏による講演でした。今回は趣向をこらし、学生代表とJCメンバー代表が生徒役、中田氏が教師役というユニークな授業形式となりました。環境、政治、経済など教師が投げかける様々な質問に生徒が答えるという授業形式でしたが、生徒が教師に逆質問したり生徒の鋭い回答に先生がタジタジになるシーンもある中、日本の未来を担う若者がどのように社会貢献をしていくべきかというヒントを教えてくださいました。
 東京JC60周年の一年を締めくくる事業として、また来たる61周年に向けて新しい道筋を作った記念事業は、大盛況のうちに幕を閉じました。

対談

栂野 国連のお仕事を始められたのはいつ頃からですか。
緒方 1968年に初めて国連の総会に行くことになりました。そこで人権や社会問題の協議に参加し深みにはまってしまいました。
栂野 世界平和のために動こうと思われた最初の動機は何ですか。
緒方 私自身は世界のために役に立とうとか、隣人愛をしようとか、社会貢献しようなどと思って仕事についたのではありません。ある職務を果たして欲しいということで出て行ってやっていた仕事にそういう効果があっただけです。
栂野 国連難民高等弁務官をお受けになる時にどのような決断があったのですか。
緒方 あまり大きな決断ということはしません。その与えられた範囲でどういうことができるかです。
栂野 緒方さんのリーダーシップはどのように養い、発揮することができたのでしょうか。
緒方 リーダーシップを取ろうとか発揮しようと思って仕事はしないと思います。大学にいてもいろいろな形での責任が回ってきて、いろいろな場面で、いろいろな形で物事を決めていく、そして皆が納得できる方向に向ける必要がありますが、これは違った業務の中でも経験できることです。
栂野 海外と比べて日本の若者のボランティアはまだまだ足りないのでしょうか。
緒方 青年海外協力隊への希望者は年に2300人います。6割が女性ですが。私の周辺を見る限りでは日本の青年は元気があるし、やる気のある人がたくさんいます。しかし、内向志向が増えていることは非常に心配です。
栂野 若い人たちがもっと世界で活躍していくためには何が必要でしょうか。
緒方 グローバル化の現実をもっとしっかり把握する必要があります。自分たちに広い働き場があるという認識を持って、一番楽な所へ行くのではなく、難しいところへどんどん出て行ってもらいたい。
栂野 社会的企業家が増えていますが、学生の皆さんや私たちは世界的などのような役割を担うべきでしょうか。
緒方 世界的と言わなくても、日本の中でもいろいろな余地があると思います。目を広げて見ればやらなければならないことがたくさんあって、第一歩は見たら動くことです。