Story Of JC Life 第2回

山本 泰人 先輩
東京青年会議所 第37代理事長

<<第4章

第五章

 一番記憶に残る事業は、昭和五十六年勝亦理事長が国際障害者年にちなみ、東京青年会議所の主要事業であった「ダンボールプレイ」を国際障害者年特別参加事業「フレンドシップふれあいの広場―ダンボールプレイ」として東京JC総動員で行ったことでした。 東京・晴海国際貿易センター東館に障がい児(小・中学生)200人、健常児800人とその家族、各種ボランティア団体、PTAを含む教育関係者、JCメンバー、それに一般参加者を含めて約2000人が参加しました。常陸宮・同妃両殿下にご臨席賜り、子供達とお言葉を交わされたっぷり一時間楽しげに過ごされたり、ミスタージャイアンツの長嶋茂雄氏にゲストとして参加頂いたり。劇団「入道雲」の団員の方達がカブト虫や昆虫に扮して子供を楽しませてもくれました。ダンボールを使って子供達がさまざまな創作に取り組む傍ら模擬店もズラリと並び、すし、サンドイッチ、ジュース、ワタアメと一年中のお祭が一堂に集まったような賑やかさでした。
 障がい児と健常児のダンボールプレイ「フレンドシップふれあいの広場」は、この年の十一月十四日、第三十六回JCI世界会議(西ベルリン)で日本JC史上初の各部門を越えたLOM最高の賞「ザ・ベストオブベストアワード賞」を受賞しました。東京青年会議所のみならず日本のJC運動に新たな一ページを書き加えた、と言っても過言ではないでしょう。
 そういう華やかな舞台裏でも、我々は個人タクシー会社と交渉し、無料で障がい者たちを送迎することの協力を取り付けました。非常に地味ではあるが現実的にこの事業を成功させるために必要不可欠であった移動の問題を解決できました。そして民間の会社がこのような事業に協賛していただけるということも当時としては画期的な出来事であったと記憶しています。

第6章へ 続く

山本 泰人 (やまもと やすひと)

主なJC歴
1978年
入会
1981年
福祉委員会 委員長
1982年
自治行政問題特別委員会 委員長
1984年
日本JC 広報渉外委員会 委員長
1985年
副理事長
1986年
理事長
1988年
特別顧問
 日本JC 財政顧問