 2011年の1年間、62代目の理事長として社団法人東京青年会議所を預かることになりました奥山卓と申します。青年会議所は、25歳から40歳までの世代で構成され、全てのメンバーが自分の仕事を持ち、年会費を払い自らの時間と労力を提供して様々な事業を行っている団体です。かくいう私も、社業として出版社を経営しております。昨今の経済不況は、メンバー企業に多くの影を落とし、我が出版業界も構造不況と共に大打撃を受けております。とてもとても会社の仕事以外に割く時間も余裕も無いのが当然です。しかしながら、2010年はメンバー数も増え、活動も活発になってきました。それは一体何故なのでしょう。これは、まぎれもなく今の様々な社会問題を解決するのが我々自身だと気づいてきたからではないでしょうか。
私は、テレビ報道や飲食店などで政治や環境、経済問題に文句を言う人を見て残念に思うことが多くあります。なぜなら、それは他者への依存であり、自らが変革しようとする意志を放棄しているように思えるからです。大体、今の政治を批判するのであれば、その政治家を選んだのは紛れもなく私たち一人一人だと言うことを忘れてはならないからです。青年会議所のメンバーは、「論ずることに終わること無かれ」として今ここにある危機を未然に捉え、声を上げて協同者を募る活動を行っているのです。我々東京青年会議所は、自らの企業の不況を改善するためには、まず社会の変革が必要だと創設当初から活動しております。2011年度も邁進して参りますので、是非とも応援、ご協力の程宜しくお願い致します。
来年62年目を迎える社団法人東京青年会議所は、東京23区に籍を置く青年会議所として、前述のごとく地域の問題や社会全体の問題を未然に捉え、青年経済人としての能力をフルに発揮して新しい事にチャレンジをしていきます。62年前と今とでは、社会の抱える問題は全く違っていると言っても良いでしょう。企業活動と同じように、常に社会の要望を的確に捉え先駆者として他の団体や政府が出来ない事に切り込んで行くのです。しかしながら、「街を良くしたい」「この国を世界に誇れる国に」という思いは、今も昔も変わりはしません。変わらなければいけないJC運動と変わってはいけないJC理念。この二つを持ってこれからも邁進していきます。
最後に、私は東京青年会議所に入会するまで、「テレビや飲食店で文句を言うだけ」の人となんら変わりはありませんでした。私を変えてくれたこの東京青年会議所と、ここまで色々と教えていただいた先輩方に本当に感謝しております。この思いを共有できる仲間を増やすことも私の責務だと思っています。素晴らしい経験と素晴らしい仲間を与えてくれた青年会議所。いまでは「No JC No Life」と言っても過言では無くなりました。是非、周りの25歳〜38歳(入会最終年齢)のお知り合いにお声をお掛けいただき、私たちの仲間となっていただければ幸いです。これから1年、よろしくお願いいたします。
平成22年10月吉日
社団法人東京青年会議所
2011年度 第62代理事長
奥山 卓(おくやま たかし)
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