理事長所信

2002年度 理事長所信

2002年度理事長 西野晃透

今、動き出す「志民社会」
〜Jayceeから起こす、限りない推進力(ちから)を東京から〜
2002年度 第53代理事長 西 野 晃 透
(にしの てるゆき)


<志が動くとき、そこには青年会議所が在ります>
 夢と希望を持って迎えた新時代、それは改革への大きな期待と改革を受け入れる覚悟と痛み、その現実の狭間にいるのではないでしょうか。しかし、戦後の復興から50年余り、急速な発展と進化を成し遂げた「日本国民」であるならば、過去を財産としながらも、変わらなければならない社会を直視し、必ず変えることができるという、高い志を持たなければなりません。

一人ひとりが生きる力を見失いがちな現代社会において、政治・経済・社会情勢のいずれにおいても不透明感が続く中、今その混迷の時代から、自立した個人に支えられたネットワーク型の社会が着実に育ちつつあります。個人やNPOが、地域全体の利益や価値の向上を目指して、共に社会を良くしようと動き出すとき、そこには必ず青年会議所が在ります。

夢と希望が持てる時代にするため、「志民の世紀を創ろう」と宣言した新時代から、私たち一人ひとりが、さらに自責の念をもち、一人称で語り、「志民社会」を具体的な形にすべく、行動を起こさなければなりません。
東京青年会議所が動くとき、そこには必ず「志」が在るのです。

<「JCしかなかった時代」から「JCもある時代」へ>
 戦後自らのことで精一杯であった背景の中から、国や社会の再建は我々青年の責務である、と立ち上がった創始の時、それは「JCしかなかった時代」でした。
阪神淡路大震災を期とし、法案の制定とともに様々な分野においてNPO(非営利活動団体)が急増し、社会の中核を担おうとする今、私たちは、様々なNPOの中でインターミディアリーとしての役割をさらに発揮しなければならない「JCもある時代」になりました。
多様化の進む現代社会の問題は、教育・福祉・経済・環境・国際・政治など、それぞれを単体ではなく複合化された問題として捉え、私たち東京青年会議所は、市民の意識・視点を明確に持った青年経済人の集まりという特性を活かし、NPO・企業・行政などとより深い信頼関係を構築し、互いの連携をもとに問題を解決して行かなければなりません。
『問題を見つけることは、それを解くよりもっと本質である』
効果的・効率的な運動とするためには、しっかりとした意識調査・分析を行ない、本質的な問題を見極めた上で政策を立案し、その上で、地域で実践する「個人の意識改革」と、首都東京と言う視点において推進する「社会システムの改革」という両面からの運動展開が必要です。
私たち東京青年会議所が、「公益」という社会的に大きな責任を常に自覚し、連携型社会システムの構築を目指した運動展開を行うことによって、社会は必ず動き出します。

<「志民社会」を動かす、東京JCの可能性>
 私たち東京青年会議所は、「志民社会」を動かす志士たらんとする気概を持ち、在るべき姿を一つひとつ形にしていかなければなりません。また、各種の事業は、より明確な運動目的を掲げ、通年での運動展開が可能となるよう構築し、さらに対内外の連携を図った運動展開の改革は重要なポイントです。また、23区を活動拠点とした特性を活かし、効果的な広域連携と会員増強が行なえるシステムを構築し、問題の抽出と政策を具現化するための「地域での実践」と、問題を分析し効果的な運動展開のための「政策の立案」という両輪の組織は必要不可欠であります。
さらには会員だけに拘ることのない、効果的な運動とするためには、専門的な知識や能力を持つ外部の人が積極的に関われるよう、組織や運営の改革も推進しなければなりません。
ここ数年、新たな試みとしてプロジェクト制による例会や、連携事業が多く行われ成果を上げてきていますが、今後は更に効率的な運営を行っていきます。また、諸規則・諸規定の見直しや、ITの積極的な活用、ペーパーレス会議の実施など、時代に則した改革を行います。
 財政面においても、内部資金だけに留まらず積極的な助成金申請や収益事業の実施など、運動の外部評価という視点をも兼ね備えた手法も取り入れ、より充実した運営の実践をして行きます。

 私たちが理想とする社会は、今、実現可能な姿になろうとしています。『東京が変われば、日本は変わる』その可能性はすでに一人ひとりが持っています。様々な運動を通して気付き、行動を起こし形にしていく、それがあなたの可能性であり、東京JCの可能性でもあるのです。

<積極果敢に今、Jayceeとして動き出そう>
 21世紀の東京青年会議所は、"100年の礎を築こう"と志高く始まりました。
『一人では何もできない しかし、一人が始めなければ何もできない その一人になろう』
 今まさに地域社会では、志高き多くの人達の手によって、湧き水の如くNPOが設立され、「志民社会」が動き出そうとしています。
いつの日か、私達の理想が達成されたとき、理想とする社会が訪れたとき、青年会議所としての役割は終結を迎えるかもしれません。しかし、どんな理想的な時代においても、次なる目標を掲げ、さらに一歩前へ出て積極果敢に動く人、それが"Jaycee"です。
 明るい豊かな社会の実現に向けて、一人ひとりが限りない推進力を持ったJayceeとして、志民社会を動かそうではありませんか。 

 私は、第53代理事長として高い志と強い覚悟を持ち、志民社会を動かす全てのJayceeメンバーと共に、責任を持って理想の達成に邁進いたします。

− The First Called Tokyo JC −
私たちの生活する地域から、まず最初に必要とされる東京JC
地域に根付き活動するNPOから、まず最初に求められる東京JC
社会に貢献したいと思う志高き若者から、まず最初に選ばれる東京JC
− そんなJCであり、Jayceeでなければならない −

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